ゴルフは紳士のスポーツといわれているため、様々なマナーがあります。
「服装」もその一つですよね。
寒い時期はたくさん着込むことができるので、服装の選択肢も多いですが、夏は炎天下の中プレーするわけですから、どうしても薄着になります。
そんな時、どこまでの薄着なら許容されるのか?
今回は、夏のゴルフの服装に迫ってみたいと思います。
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夏のゴルフで失敗しない服装選び5つのポイント!
夏のゴルフでマナー違反にならない、失敗しない服装選びについて、次のそれぞれのポイントで考えてみました。
ポイント
- クラブハウス内での服装
- プレー中の服装
- 避けたほうがいい服装
- インナーは?
- 熱中対策グッズ
①夏のクラブハウス内での服装とは?
ゴルフをプレーする時、最初にクラブハウスでチェックインをします。
その際、ジャケットを着用するのがマナーです。
基本的には、7月~9月を除いた時期のチェックインは、ジャケットを着用する決まりになっています。
それでは本題の夏はどうなのでしょうか?
夏はジャケットを着なくてもいいとされていますが、念のため持っていって腕にかけているといいでしょう。
男性は、夏であっても襟があるポロシャツやスポーツシャツ・スラックス・チノパンを着用します。
女性も、襟があるシャツやポロシャツ・キュロットですが、ワンピースでも構いません。
ただ、ワンピースの場合、夏であってもストッキングが必要です。
また、プレー中に身に付けるサングラスや帽子は、クラブハウスなどの建物内では外しましょう。
夏のクラブハウスでの服装まとめ
- ジャケットは着なくてもいいが、念ため持参する
- 男性の服装:襟のあるシャツやポロシャツ+スラックス・チノパン
- 女性の服装:襟のあるシャツやポロシャツ+キュロット、またはワンピース(ワンピースの場合ストッキングが必要)
- クラブハウス内ではサングラスや帽子を外す
②夏のプレー中の服装とは?
プレー中の服装は、襟付きのポロシャツを着用します。
丸首のスポーツシャツでも構わないとしているゴルフ場もありますが、失礼のない服装にするためには襟付きだといいでしょう。
ズボンはスラックスやチノパンを履き、ズボンが下がらないように、ベルトを着用するのが一般的です。
高級なベルトにする必要はありませんが、ベルトとしての機能を持ち、お洒落なものだといいでしょう。ゴルフ用に販売されたベルトではなく、私服用のベルトでも構いません。
真夏には、ハーフパンツを履く時もありますが、なるべく丈の長いものにするのが望ましいです。
ゴルフ場によっては、短パンと呼ばれる膝よりも上の丈を禁止しているところもありますし、短パンが可能なゴルフ場でも、ハイソックスを履く決まりです。
カジュアルコースやリゾートコースの場合、短パンや短い靴下でも構いませんが、基本的にはハーフパンツよりはロングパンツを着用し、ハーフパンツの場合は丈が長いものにしましょう。
ハーフパンツは、虫刺されや怪我のリスクも高まるため、着用する時には注意が必要です。
靴下は、足首までのショートソックスではなく、ハイソックスまたはくるぶしが隠れるものにしましょう。
履物は、ゴルフシューズを着用し、スパイクがないタイプにします。
また、暑さ対策のために、サングラスや帽子なども着用可能です。長時間、日光に当たるため日差しを防ぐものを身に付けた方がいいでしょう。
さらに、小雨の場合は、そのままプレーを続ける場合もありますから、雨に濡れるのを防ぐグッズを身に付けることも可能です。
汗を拭くためのタオルは、手で持って歩きます。首にかけたり帽子の中に入れたりするのは、失礼にあたる行為です。
夏のプレー中の服装ポイント
- 襟のあるシャツやポロシャツ+スラックス・チノパン(ベルト着用)
- ハーフパンツを履く場合:膝より下まである丈の長いパンツ+ハイソックスかくるぶしが隠れるもの
- サングラスや帽子で暑さ対策をする
- タオルは手でもって歩く(首にかけたり帽子の中にいれるのは失礼)
③夏のゴルフ場で避けた方がいい服装とは?
クラブハウス内やプレー中の服装について説明してきましたが、あらためて、夏のごゴルフ場で避けた方がいい服装を確認しましょう。
ゴルフはプレー自体を楽しむだけでなく、社交場でもあるため、他にプレーしている人に失礼のない服装をする必要があります。
そのため、暑い夏でも、ラフすぎる格好は控えた方がいいでしょう。
「クラブハウス内では、ジャケットを着用する」などのドレスコードが決められたゴルフ場もあります。
そのような場合、ラフな格好で出歩くのは禁止です。
雨にあたった時や汗をかいた時に備えて、替えのジャケットを用意するといいでしょう。
また、ゴルフ場では、襟なしのシャツやタンクトップ、ジーンズやジャージは控えた方がいいとされています。
Tシャツのみやキャミソールのみも禁止です。
万が一、そのような格好をした場合は、男性はジャケットや七分丈のシャツ、女性はジャケットやカーディガンを羽織るといいでしょう。
また、ポロシャツなどを着ていても、シャツの裾を出す行為はマナー違反ですし、首にタオルを巻いた格好や腰に上着を巻きつけるのも失礼になります。
履物では、カジュアルなスニーカーやサンダルは禁止されています。
チェックインでクラブハウス内に入る時はスニーカーでも構いませんが、プレー中はしっかりとしたゴルフシューズを履きます。
また、ヒールがあるサンダルやミュールは、プレー中だけでなくクラブハウスに入る時も避けた方がいいです。
履き方のマナーとしては、靴のかかとを踏まないこと、靴下を履き、ゴルフシューズであったとしても生足はいけません。
さらに、ゴルフシューズはラウンド中のみ履くものなので、クラブハウスに入る時は、ゴルフシューズは脱ぐようにしましょう。
避けた方がいい服装
- 襟なしのシャツやタンクトップ、ジーンズやジャージなどラフ過ぎる格好は控える
- シャツの裾を出す、首にタオルを巻く、腰に上着を巻きつけるといった格好は失礼
- カジュアルなスニーカーやサンダルは禁止、ヒールがあるサンダルやミュールはクラブハウス内でも避ける
- 靴のかかとは踏まない、靴下をはき生足を避ける
④夏のゴルフで着るインナーとは?
夏のゴルフでは、多くの汗をかく可能性がありますから、インナーを着用するといいでしょう。
インナーは汗を吸収しやすく、体を冷やしてくれるタイプのものが望ましく、素材は、ポリエステルと綿が混合されたものがいいとされています。
ポリエステルという素材は吸湿性が低く、繊維が水分を吸いませんが、速乾性もあるため、インナー自体が乾きやすくなります。
一方、綿素材は多くの汗を吸ってくれます。
それぞれの特徴を活かした素材が、ポリエステルと綿の混合インナーなのです。
また、インナーを選択する時にチェックするポイントは「吸水速乾」「接触冷感」です。
インナーのパッケージにこの2つの言葉が記載されているものを選ぶといいでしょう。
吸水速乾とは
吸水速乾とは、運動をした時にかいた汗を素早く吸収し、拡散させる機能です。
すぐに汗を乾かす機能もあり、夏向けのインナーやスポーツウェアに使われています。
特に吸水速乾性がある素材はポリエステルです。
接触冷感とは
接触冷感とは、物質に触れた時の移動熱の差を利用し、涼しく感じることをいいます。
特に動きが多いスポーツをする時は、接触冷感があるものは効果的です。
接触冷感がある素材は、ポリエステルやポリエチレン・レーヨンになります。
ゴルフで着用するインナーは、長袖やハイネックのタイプもありますから、熱中症や日焼けの対策をしたい場合は、それらを選択するといいでしょう。
その場合、肌に密着したものを着用しましょう。なぜなら、肌にぴったりと密着したものだと、吸水速乾や接触冷感などの特徴を活かせるのです。
長袖やハイネックインナーの上にポロシャツを着てもマナー違反ではありません。
つまり、ポロシャツの下から長袖のインナーが見えていても大丈夫です。
⑤熱中症対策のグッズも身に付けよう!
夏のゴルフでは、熱中症対策も重要です。
熱中症の対策をするためには、帽子や日傘・冷却タオル・スプレーを持っていくといいでしょう。
帽子はサンバイザーでも構いませんが、大きなツバのある帽子が望ましいです。
また、首元に日焼け防止の布を垂らした帽子があり、これを着用すると、首元の日焼け対策だけでなく、体全体の温度調整にも効果的でしょう。
首の後ろから受けた日光の熱は、体全体を温めてしまい、熱中症のリスクが高まるってしまいます。
また、ゴルフ場では、日傘の利用も許可されています。
スイングする時に日傘は使えませんが、休憩や移動する時は可能です。
日傘を選択する時は、遮光性があり、雨晴兼用のものがいいでしょう。
また、冷却タオルや冷感スプレーも熱中症対策には有効です。
冷却タオルとは、触った時に冷感作用があるタオルです。
タオルを首に巻きつける行為は禁止されていますが、冷感タオルを手に持つことは許可されています。
冷感タオルはあらかじめ凍らせておくタイプもありますが、水で濡らすタイプが一般的です。
また、振ると冷感作用が出現する商品も販売されています。
冷感スプレーは、肌に直接噴きかけるもの、服に噴きかけるものなど、さまざまなタイプがあります。
特に首元や脇・頭皮など、熱がこもりやすい場所に使うと有効です。
メントールが入っているスプレーだと、冷感作用が強いです。
熱中症対策に有効なグッズ
- 日傘(雨晴兼用がおすすめ)
- 帽子(つばの広いものや首元に日焼け防止の布を垂らしたものがおすすめ)
- 冷却タオル
- 冷却スプレー
夏のゴルフで失敗しない服装選び5つのポイントまとめ!
いかがでしたでしょうか?
夏ならではの注意点をまとめさせていただきました。
夏であってもマナーを守った服装を心掛け、日焼けや熱中症に注意しつつ、快適にゴルフをプレーできるように心がけましょう。
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